2022年4月25日月曜日

公開質問状を提出  No.88

1月30日に行われた糸島市長、糸島市議会議員選挙で「糸島の図書館の未来を考える会」が市立図書館について、次のような 公開質問状を各候補者に提出しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 令和4年1月17日 糸島市議会議員に立候補される皆様へ 糸島の図書館の未来を考える会  代表 甘蔗健仁                                糸島市二丈波呂474                                  090-7678-2048 【公開質問状】 拝啓 時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます。 私たちは糸島市の「糸島の図書館の未来を考える会」です。 図書館は子どもから大人まで誰もが生涯にわたって無料で利用できる公共施設です。また皆様もご存知の通り図書館は単に本を借りられるだけでなく、コンサートや講演を聴いたり、展示された絵画を観たり、逆に利用者による活動・発表の場でもありその機能は多岐にわたります。全国には住民の方によく利用されている図書館があります。糸島市の図書館もより地域性を活かした市民にとってより利用しやすく、いきたくなる場所となれば孤立や孤独、格差といった社会的課題を良い方向へ向かわせことになるのではないでしょうか。 例えばコロナ禍になり子どもの自死が400人を越え過去最多になっています。家庭と学校以外のもうひとつの「居場所」として図書館は考えられないでしょうか。また子どもたちにとっても沢山の本と出会える場所であり、高齢者の一人暮らしの方も社会との接点を結ぶ場としても図書館は役立っていることなどがあげられます。もっと沢山の方に図書館を利用してもらうために、先月1日より今年の1月5日まで糸島市は「糸島市読書ふれあい推進基本計画(案)」についてパブリックコメントを募集していました。 どうしたら図書館の周知が進み、市民にとって利用しやすい、行きたくなる図書館になるか。ぜひ市議会議員に挑戦される候補の皆様の声を有権者の方に聞かせていただきたいと考え、このような公開質問状をさせていただきました。大変お忙しい中と存じますが、御返信頂きますようお願い申し上げます。 尚、御返信いただきました回答は順次、以下のHPにて掲載させていただきます。 https://kayumu0216.wixsite.com/my-site-1 (御返信の回答について) 回答が長くなる場合はタイトルを付けていただくと助かります。できるだけ見やすい様に工夫しますが、枠に入りきらない回答についてはタイトルをクリックすると全文が読めるように致します。 ご不明な点がございましたらご連絡下さい。(090-7678-2048 甘蔗〈カンシャ〉まで、もしくは ryukokuj@juno.ocn.ne.jp まで(件名は公開質問状について)ご連絡下さい。  敬具-------------- 1、図書館は利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。)   (利用している・利用していない) 2、主にどこの図書館を利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。)   (前原館、二丈館、志摩館) 3、どれぐらいの頻度で利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。)   (1週間に1回、2週間に1回、1ヶ月に1回、半年に1回、1年に1回、利用しない、 行ったことがない) 4、どのように図書館を利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (本の貸出し、調べもの、リクエスト、レファレンス、催しへの参加、展示物の鑑賞、 会議室の利用、学習室の利用、 その他〈                     〉)  ※レファレンス・・・図書館の資料を使い調べもののサポートをするサービス 5、現在の図書館により行きたくなる機能やサービスがあるとすればそれは何でしょうか。(特に該当するもの2つに○をつけて下さい。) (音楽やゆったりできるソファーのある居心地の良い空間、カフェなどの飲食ブース、大人向けの読書会・講演・ワークショップ、図書館コンシェルジュの導入、CDやDVDの充実、新刊が多くあること、パソコンの使用を許す、雑誌のタイトルを増やす、  その他(             )     ※図書館コンシェルジュとは来館者に本の楽しさ、面白さを伝えるべく本の情報や資料の提供を行う人のこと。 6、利用者の中には子ども連れだと声を出すので、図書館に行きづらいと言う方がいますが、子ども連れでも安心して行ける図書館にするためにはどんな工夫が必要でしょうか。 (例、間仕切りのある部屋をつくる、少しのおしゃべりは許容する、静かに読みたい人の部屋をつくる、その他〈                                                                                                                                              〉)  7、わからない事があったら何を利用して調べますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (人に聞く、インターネットを使う、本で調べる、図書館のレファレンスサービスを利用する、その他〈                             〉) ●先月より今月5日まで糸島市は「糸島市読書ふれあい推進計画(案)」についてパブリックコメントを募集しました。 その中の課題について質問致します。 8、開館時間ついて  ※ 開館時間 10~18時まで(日曜、休日は17時まで)   休館日 毎週月曜日、館内整理日(毎月第4水曜日)、年末年始12/28~1/4)、 特別整理期間(毎年1回15日以内) (該当するもの全てに○をつけて下さい。) A)(今のままで良い、改善すべきだ)    a)「改善すべきだ」と答えた方に質問します。     どのような改善を求めますか。(御意見をお書き下さい。)    (例、週に1回でも閉館時間を20時まで延長する、朝9時から開館する、 3館の休みを別の日にする、学校が休みの時はできるだけ開館する)    (                                  ) 9、自力での来館が難しい方へ図書館サービスを提供するにはどうしたらよいと思いますか。(御意見をお書き下さい。)   (例、移動図書館を利用する)    (                                    ) 10、図書館の利便性を広く周知していくにはどうしたらよいでしょうか。(御意見をお書き下さい。)   (例、図書館の新刊情報や催しについて回覧板で回す、地域の活動を図書館で紹介する・もしくはその機会を増やす) (                                ) 11、「(図書館の)存在を知らない」という現状を改善するためにはどうしたらよいでしょうか。(御意見をお書き下さい。)  (例、小中高生に学校で図書館の出前講座をする、授業の一環として図書館で調べもの学習をする、図書館で定期的に「利用の仕方」について説明する、文化部や運動部の発表の場というように学校を巻き込んだ取組をする、先生が図書館を利用する) (                                 ) 12、学生の不読率の増加について、どのような改善策があるでしょうか。(御意見をお書き下さい。)   (例、学校図書館と糸島市の図書館が連携して本の貸出しをする。移動図書館が保育園や幼稚園、小学校を定期的に巡回する。移動図書館を児童クラブへ定期的に巡回する。)     (                                )    13、携帯、ゲーム、Youtubeといった室内かつ個人で完結する余暇活動が読書と競合になっていると思いますが、その中でも読書を選んでもらう工夫について(御意見をお書き下さい。) (                                                                                     ) ●以下、2つの質問は4年前の選挙の際にも質問のあった項目です。 14,図書館サービスの柱として糸島市図書館が掲げていた市内『どこでも』『誰でも』利用できる図書館サービスについては依然として校区(地域)による利用の格差(添付資料①)があります。このことについては、まず移動図書館による運行を始めながら全域サービスの体制を整備していくことが必要だと考えますがお考えはいかがですか。 (1)必要だ  (2)必要でない (3)その他(                 ) 15、学校図書館の図書費については、国から毎年、小、中学校の学校図書館の図書費として交付されて いた『第5次学校図書館図書整備(等)5カ年計画』が今年度で終了します。来年度からの新たな内容は 1月末に公表されることになっています。(文部科学省総合教育政策局・照会)平成30年から令和3年までの 直近の4年間、糸島市が小、中学校の図書費として予算化したのは、交付額の20%台から30%台でした。 学校図書館が子どもたちに役立ち、魅力的な場であるためには、図書の充実にかかっています。 2022年度から新たな計画が始まった場合、交付額の100%を少なくとも予算措置すること(資料②)が必要 だと考えますが、お考えはいかがですか。 (1) 必要だ  (2) 必要でない(3) その他(            )  16、教育委員会では、学校教育のデジタル化を進め小・中学校の生徒に1人1台タブレットを配布しています。国立国会図書館では資料のデジタル化を進めていて個人でタブレット等を通して活用ができるようになっています。「図書館向けデジタル化資料送信サービス」(添付資料③④)に糸島市図書館3館(本館、二丈館、志摩館)として参加すべきと考えますがお考えはいかがですか。 図書館側のメリットとして、 a)インターネット上に公開している資料とあわせて、200万点以上のデジタル化資料の閲覧・複写を利用者に提供できます。 b)図書館間貸出しサービスの対象とならない資料(和雑誌、発行年代の古い和図書など)も利用できます。 c)資料の郵送に掛かる時間や返却期限等の制約がなく、いつでも利用できます。 (1)参加すべき (2)参加すべきではない (3)その他(            ) 以上。 -----------------------------------------------------------ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下(添付資料) ①小学校区ごとの『市民1人当たり貸出し冊数』(図書館の利用度を表す基本的な指標)   ・糸島市小学校区別区分図
         2020(令和2)年度 小学校区別利用状況
 校区名  人口 実利用者数 利用率(%) 貸出密度(冊) ()は2018年度  2020年度(2018年度) 1 波多江 12,315 806  6.5(8.5)     4.3(5.0) 2 前原 12,091 1,298 10.7(15.0)    5.7(7.3) 3 前原南 10,808 872  8.1(9.4)     4.3(4.6) 4 加布里 7,349 465  6.3(8.9)     3.5(5.0) 5 長糸 1,953 99   5.1(6.1)      2.5(2.5) 6 雷山 3,737 187 5.0(6.7)       2.6(3.2) 7 怡土 7,075 239   3.4(4.7)      2.0(2.4) 8 南風 8,684 851   9.8(13.3)     5.6(7.4) 9 東風 9,153 452   4.9(6.6)     2.5(3.2)  小計 73,165 5,269 7.2(9.5)    4.0(5.0) 10一貴山 3,377 273  8.1(11.0)    5.2(6.5) 11深江 5,244 564 10.8(15.2)   6.0(8.1) 12福吉 3,958 285 7.2(8.8)    5.1(5.1)   小計 12,579 1,122  8.9(12.1)   5.5(6.7) 13 可也 9,153 804  8.8(11・8)    5.1(6.5) 14 桜野 2,431 136  5.6(7.4)     3.5(4.4) 15 引津 5,124 258  5.0(6.7)     2.7(3.5)   小計 16,690 1,198 7.2(9.5)    4.1(5.2)   合計 102,434 7,589 7.4(9.8)    4.2(5.2) ※ 貸出密度=市民一人当り年間貸出し点数。   図書館がどれだけ利用されているかを表すもっとも基本的な指標(ものさし) ※2020(令和2)年度は緊急事態宣言発令のため、4月1日から5月18日まで  臨時休館。このため通年開館した2018(平成30)年度を比較のため記載。 ※「糸島市長期総合計画」2020年度の貸出密度の目標値は6.0冊 ※糸島市と人口同規模の市の「望ましい基準」(参考値)は10.6冊(2018年度)    (人口10万~15万人の図書館の「望ましい基準」) ※きわめて貸出密度が低い3冊台以下は、5校区(2018年度/長糸・雷山・怡土・   東風・引津)が7校区になっている。(新たに加布里・桜野/2020年度) ②糸島市の小・中学校図書館の図書費及び予算措置率の推移(1993~2021) ③「デジタル化資料サービスの方法」(国立国会図書館) 大変お忙しい中、ご回答いただき誠に有り難うございました。同封の返信用封筒にて御返送下さい。回答につきましては、以下のHP等で広く市民に公開させていただきますのでご了承下さい。 https://kayumu0216.wixsite.com/my-site-1   (糸島の図書館の未来を考える会) (送り先 〒819-1626 糸島市二丈波呂474  糸島の図書館の未来を考える会  甘蔗健仁 090-7678-2048)

0 件のコメント:

コメントを投稿