2022年4月25日月曜日

公開質問状への回答 No. 89

2022(令和4)年1月30日に開票された糸島市長選挙、市議会議員選挙で、糸島の図書館の未来を考える会から出された公開質問状に対して、次のような回答があった。【市長選立候補者2名のうち1名、市議選立候補者28名のうち10名の回答があった。各候補者の回答の内容は考える会のホームページをご覧ください。---------- https://kayumu0216.wixsite.com/my-site-1 (糸島の図書館の未来を考える会) 令和4年1月 30 日:糸島市長・市議会議員選挙~    糸島の図書館の未来を考える会 1  立候補者29 名中 11 名が回答ーーーーーーーー―ー 1、図書館は利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (利用している・利用していない)   利用している 7   / 利用していない 0 / 利用したことがある 1 / あまり利用していない 2 / 無回答 1 / 2、主にどこの図書館を利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (前原館、二丈館、志摩館) 前原 8 / 二丈 3 / 志摩 3 / 無回答 1 / 3、どれぐらいの頻度で利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (1 週間に 1 回、2週間に1回、1ヶ月に1回、半年に1回、1年に1回、利用しない、 行ったことがない) ・2 週間に 1 回 2   /  ・1 か月に 1 回 5 /  ・半年に 1 回 1 /  ・1 年 1 回 3 / ・無回答 1       / ーーー 4、どのように図書館を利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (本の貸出し、調べもの、リクエスト、レファレンス、催しへの参加、展示物の鑑賞、  会議質の利用、学習室の利用、その他〈 〉) 11人のうち7人=64%(6割利用) / 8人のうち3人=38%(4割の利用) /  8人のうち6人=75%(8割の利用) / ・分館は本館の約 4 割の利用。 / ・分館全体では本館の約 8 割を利用している。身近に分館があることの有効性を示している。/ ・2 週間に 1 回と月に 1 回の利用を日常的に利用しているととらえることができる。日常的利用/ 11人のうち7人=64%  / 回答いただきまし候補者の皆様 (敬称:略) ●市長候補:岸塚由将 ●市議会議員候補:中尾浩昭、松月よし子、長田秀樹、畑中鶴見、藤井芳広、岩永数昭、 佐藤倫子、近藤征生、後藤宏爾、伊藤千代子 2 ※レファレンス・・・図書館の資料を使い調べもののサポートをするサービス ・貸出 3 / ・調べもの 6 / ・リクエスト 1 / ・レファレンス 2/ ・催し 0    / ・展示 1    / ・会議室 0   / ・学習室 1   / ・無回答 1   / 5、現在の図書館により行きたくなる機能やサービスがあるとすればそれは何でしょうか。 (特に該当するもの 2 つに○をつけて下さい。) (音楽やゆったりできるソファーのある居心地の良い空間、カフェなどの飲食ブース、大 人向けの読書会・講演・ワークショップ、図書館コンシェルジュの導入、CDやDVDの 充実、新刊が多くあること、パソコンの使用を許す、雑誌のタイトルを増やす、 その他( ) ・居心地の良い空間 6  / ・飲食ブース 4     / ・大人向け講演会 2   / ・コンシェルジュ 1   / ・CD/DVD 2       / ・新刊 4        /  ・パソコン 5      / ・雑誌タイトル 2    / ・良書の充実、本との偶然の出会いを楽しめるようになる。 ・行きたくなる図書館では、居心地の良い空間があれば高齢者に限らず「居場所づく り」の一つとしての取り組みも考えられませんか? ・カフェなど提案は全部必要と思います。誰もが気軽に行けるのが必要では。 ※図書館コンシェルジュとは来館者に本の楽しさ、面白さを伝えるべく本の情報や資料 の提供を行う人のこと。 ・図書館サービスの基本である貸出・リクエスト・レファレンスが少ないことに驚きました。 ・街づくりと図書館/議員活動と図書館が結びついていないと思われます。 【リクエスト】とは、図書館に未所蔵の本であっても図書館が取り寄せ、利用者が貸出せるサービスです。 【レファレンス】とは、調べたいことや探している資料などの質問について、必要な資料・情報をご案内するサービス です。 ①「居心地の良い空間」が最も多く求められている。/ ②「パソコンの利用」一般利用者でもこの要望は多い。インターネットを使う人が多い現代には必須ではないか。/ ③「飲食ブース」も居心地の良い空間につながること。/ ④「新刊」は利用者にとっては一番の魅力。/ ※「雑誌タイトル」利用者にとって雑誌のタイトル数が多いことも図書館の魅力のひとつ。/ 3 6、利用者の中には子ども連れだと声を出すので、図書館に行きづらいと言う方がいますが、 子ども連れでも安心して行ける図書館にするためにはどんな工夫が必要でしょうか。 (例、間仕切りのある部屋をつくる、少しのおしゃべりは許容する、静かに読みたい人の部屋をつくる、その他〈 〉) ・ 間仕切りのある部屋をつくる 3 / ・少しのおしゃべりは許容する 6 / ・静かに読みたい人の部屋を作る 3 / ・図書館は「人が集う場所、ひとと出会う場所」というコンセプトを職員も、利用者も理 解する。本に関するおしゃべりは歓迎する。 例)ひらがなが読めるようになった子が、背表紙を読む。「ママ―この本、借りてい い!」とか、親が小さい声で子どもに本を読むとか。 ・子どもの読書経験を増やすという視点から考えると、図書館は日常の延長にあってほし いので、賑やかで良いのではないでしょうか。 ・子ども達と一緒に楽しめる場を作ることが必要だと思います。 ・図書館の職員が過度に注意しないようにする。子どもは声を出して当然だという文化を共有する。 ・少し位ざわついても良いのでは。 7、わからない事があったら何を利用して調べますか。 (該当するもの全てに○をつけて下さい。) (人に聞く、インターネットを使う、本で調べる、図書館のレファレンスサービスを利用する、その他〈 〉) ・人に聞く 3   / ・インターネット 8  / ・本 6       / ・レファレンス 2   / ・無回答 1      / ・公共施設の保有している情報を公開させる。弁護士、大学教授等の専門家に直接アクセスする。 ・「少しのおしゃべりは許容する。」が最も多かった。図書館は誰でも利用できる場所であるこ とを念頭に置いて考えたい。 ・静かに読みたい人は学習室を利用することもできるのではないか。 ・レファレンスの利用の少なさが残念です。 ・書籍とネットからの情報には質の違いがあります。 ・素晴らしいと思います。 4 ●先月より今月5日まで糸島市は「糸島市読書ふれあい推進計画(案)」についてパブリッ クコメントを募集しました。 その中の課題について質問致します。 8、開館時間ついて ※ 開館時間 10~18 時まで(日曜、休日は 17 時まで) 休館日 毎週月曜日、館内整理日(毎月第 4 水曜日)、年末年始 12/28~1/4)、 特別整理期間(毎年 1 回 15 日以内) (該当するもの全てに○をつけて下さい。) A)(今のままで良い、改善すべきだ) 今のままでよい 2 改善すべき 9 a)「改善すべきだ」と答えた方に質問します。 どのような改善を求めますか。(御意見をお書き下さい。) (例、週に1回でも閉館時間を 20 時まで延長する、朝9時から開館する、 3館の休みを別の日にする、学校が休みの時はできるだけ開館する) ・本に触れる機会を増やすには開館時間をのばした方が良いと考えます。例えば、学校の長 期休暇中は朝9時から、仕事・部活帰りに寄れるように 20 時まで。 ・正規職員を増やし、サービスの提供時間を伸ばすべきです。働く人が利用しにくい状況です。 ・(週に1回でも閉館時間を 20 時まで延長する、朝9時から開館する、3館の休みを別の日 にする、学校が休みの時はできるだけ開館する)上記はすべて取り組むべきだと考えます。 その上で状況を見ながらさらに拡大延長することを検討すべきと考えます。 ・図書館は「知的インフラ」であり、多くの人が活用できるようにすることを大前提とし てとらえる。 ・週に 1 回でも閉館時間を延長する。 【レファレンス】とは、調べたいことや探している資料などの質問について、必要な 資料・情報をご案内するサービスです。 さらに、図書館には【レフェラルサービス】(利用者の求める質問に対して、図書館 にない情報や人を紹介するサービス)があります。/ 11人のうち9=82%   ・仕事や部活帰りに寄れるようにする。   ・週に 1 度は閉館時間の延長を。利用者の切実な声だと思います。 5 ・学校の長期休暇の時はできるだけ開館する。今年度、小学生の子どもの冬休みの期間に、 図書館も休みが多かったため残念でした。 9、自力での来館が難しい方へ図書館サービスを提供するにはどうしたらよいと思いますか。 (御意見をお書き下さい。) (例、移動図書館を利用する)  ・ICT を駆使した利用 1  / ・移動図書館 7       / ・郵便を使う 2       / ・分館をつくる 1  ・(移動図書館を利用する。)例のとおりです。保育所や地域を回って本を届けていた移  動図書館、 文化のシンボル   とも言うべきパピルス号を廃止したことは市の宝物をドブに捨てたようなもの。復活すべき。明るい音楽を流しながら   農村を走る姿が忘れられません。  ・豊島区立図書館のような要介護1相当以上の方、身体障害者手帳1級から5級をおもちのかたに。無料がいい。  ・図書館の分館を増やし、移動図書館を増やす。  ・移動図書館を復活させる。それに移動しづらい方への福祉、見守り、買い物支援サービスを追加し地域振興につなげる。 10、図書館の利便性を広く周知していくにはどうしたらよいでしょうか。(御意見をお書き下さい。) (例、図書館の新刊情報や催しについてメールだけでなく回覧板で回す、地域の活動を図書館で紹介する・もしくはその  機会を増やす) ・市のホームページを使って、図書館の魅力をもっと具体的に楽しく知らせる。 市主催の読作文・作画コンクールや本にまつわる家族、人との感動的なふれあいメッセージの募集。それをまとめて本にして発行する。 / ・楽しめる図書館にすること / ・図書館から各コミュニティセンターにセンター便りに掲載する。 また、市の広報誌、任意団体などの会報誌に掲載要請する、シニアクラブでは年に 3 回発行(毎回 7300 部) / ・新刊情報や催しについてメールだけでなく回覧板で回す。 / ・「移動図書館」との意見が多い。市内の「どこでも」「だれでも」という視点からも移動図書館は有効。また糸島市は 移動図書館のノウハウを既に持っている。 / ・「郵便をつかう」場合は、費用を個人が持つか図書館がもつかという問題がある。 / 6 ・利用者の満足度を高めることが重要で、そのために利用者懇談会を復活し、利用者の声を聴き、今の利用者の利便性を 高めることが重要だと考えます。 / ・乳幼児健診や子育て支援センターで伝える。 / ・いとハピと連携し、情報提供を行う。 / 11、「(図書館の)存在を知らない」という現状を改善するためにはどうしたらよいでしょうか。 (御意見をお書き下さい。) (例、小中高生に学校で図書館の出前講座をする、授業の一環として図書館で調べもの学習をする、図書館で定期的に 「利用の仕方」について説明する、文化部や運動部の発表の場というように学校を巻き込んだ取組をする、先生が図書 館を利用する、高齢者施設を巡回する。) ・授業の一環として図書館で調べもの学習をする。4 名 / ・図書館をお知らせする案内標識や看板を充実させる。ネットや SNS を使って周知する。 図書館でマルシェやアートフェスなどのイベントをする / ・放課後児童クラブ的な機能が現実的はないか。 / ・社協との連携。 / ・出前講座も必要では、授業の一環として図書館での授業もありでは。 / ・地域に身近なところに公立図書館をつくることが親しんでもらう 1 番の近道です。移動 図書館はその第一歩です。 / ・「学習室の利用」は図書館の存在自体をしってもらうチャンスであり、もっと利用しやすいようにし、さらに読書にも つなげます。 / ・小学校のうちに自然とおぼえてもらう。家族が本を届けてくれる方は良いのですが。高齢 者施設は蔵書が少ないので 図書館巡回は必要でしょう。 / ・自分が小学生のころ、図書館は心の休まる所だった。司書の先生〈正規職員〉は 1 日そこにいて私たち子どもの話を よく聴いてくれた。 / ・伊万里市の図書館のように図書館をまちづくりの中心に位置づけ、各学校の図書室とも連携し、マンパワー、予算の  充実をはかること。 / ・以上の意見に加え、図書館の基本的なサービスを具体的に知らせていくことが必要だと考えます。 例えば、図書館は全国の図書館とつながっています。未所蔵の図書であってもリクエストすれば借りられます。 また図書館には調べものをサポートしてくれるサービス(レファレンス)があります。 国立国会図書館の「レファレンス協同データベース」でも調べることができます。 例えば「坐骨神経痛 体操」と入力すれば、数冊の本が紹介されます。 暮らしの中に図書館を! 7 ・例に挙げられている「授業の一環として図書館で調べ学習」のように図書館の使い方と同 時に図書館の魅力を伝える。読書は自分の世界を広げるきっかけになることをしってもらう。 ・乳幼児健診や子育て支援センターで出前講座を行う。その際、「図書館は子どもと来ても 安心」な状態になっておくこと。 ・1 歳になったら図書カードを作ることを推奨する。 ・楽しい講演会やワークショップの開催。 ・学習室、会議室の利用 PR。 12、学生の不読率の増加について、どのような改善策があるでしょうか。(御意見をお書き 下さい。) (例、学校図書館と糸島市の図書館が連携して本の貸出しをする。移動図書館が保育 園や幼稚園、小学校に巡回する。移動図書館を児童クラブに巡回する。) ・学校図書館と糸島市の図書館が連携して本の貸出しをする。2 移動図書館が保育園や幼稚園、小学校に巡回する。 2 移動図書館を児童クラブに巡回する。 2 ・学校帰りに図書館に寄れるようにする。 ・最近 TikToker のけんごさんが話題になりましたが、彼のような BookToker が最近話題 の本を興味深くすすめ、中高生(特に女子)が大きな影響をうけ本をかなり読んでいま す。ところが肝心の学校図書購入費はあまりに少なく、そこで紹介されているような本 はきわめて少ししかありません。古い本しかないのに「達成率 100%」と自慢している のでは問題です。子ども達が興味を持つ本がすぐに読めるよう予算を増すべきです。 ・小学校を巡回する。 (例、学校図書館と糸島市の図書館が連携して本の貸出しをする。移動図書館が保育園や幼 稚園、小学校に巡回する。移動図書館を児童クラブに巡回する。)  / ・上記の意見に加えて、小さいころから本に触れることができる環境、身近に図書館がある環 境つまり実際に本が手に取れること・借りられることが重要だと思います。その意味では「移 動図書館」は本が借りられる(リクエストもレファレンスも)ことに加え、図書館の存在を知 ってもらう機会にもなる。 / 8 ・例の通りと思います。絵本の素晴らしさ楽しさは自分が子育てしてはじめて知りました。 本にまつわる様々なイベントを開催する。絵画や劇場、スポーツなどの文化と合せて広く 豊かな視点で本の楽しさを紹介する。 / ・伊万里市の図書館のように図書館をまちづくりの中心に位置づけ、各学校の図書室とも連 携し、マンパワー、予算の充実をはかること。(問 11 より) / ・漫画も含め子供達の読みたいものを準備する。 / ・子どもたちにとって1番身近な存在である学校図書館の蔵書の充実。 / ・親が読書の意義を理解する。 / ・学校図書館が「貸し出し数」で評価するのではなく、発達段階にあった読書をしている かどうか、子どもの知的好奇心を満たし、人生の選択が広がり、知の蓄積ができる本を 準備し、進められているかを評価する。子どもが「本を読むって面白い」と思えるよう になっているかどうか。 / ・個人的な話だが、私の小学生の子どもは、学校図書室の司書さんが大好き。「こんな本あ るよ。読んでみたら?」とよく進めてくれるそうで、その本との出会いにより、知識が増 えている。 / 13、携帯、ゲーム、Youtube といった室内かつ個人で完結する余暇活動が読書と競合になっ ていると思いますが、その中でも読書を選んでもらう工夫について (御意見をお書き下さい。) ・電子書籍のような「室内かつ個人で完結する」余暇は市場規模でみれば 10 年前の 20 倍 以上にのびており、BookToker のような存在とあわせて考えると必ずしも悲観する必要 はないと思います。ただ、読書への身近な体験がまず大きなキッカケとして必要であり移 動図書館をはじめ身近な図書館サービスはかなりキッカケとして重要と考えます。 / ・ビブリオバトルのような楽しめるイベントをさらに増やしていく。小説や詩などを書く人 をふやすために大会や賞イベントなどを行う。若者に人気の作家 のトークイベント等を開催する。 ・孫が「充電も wi-fi もいらないいちばん手軽な娯楽」と言っているこの言葉はひとつのキ ーワードになるのではないでしょうか。/ ・上記のように蔵書の充実と学校司書の役割は非常に大きいと思います。/ ・小郡市図書館では図書館と学校が連携した取り組みとして「小郡市学校図書館支援センタ ー」が設置され、「学習支援」「読書推進」として支援図書の貸出しや図書館見学を受け入れ ている。これらのことは学校図書館が持つ機能が、学習活動の場で十分に発揮されるよう に、先生方や学校図書館関係者を支援しています。/ 9 ・「本を読むって面白い」という体験を小さいころから蓄積しておくこと。 / 14,図書館サービスの柱として糸島市図書館が掲げていた市内『どこでも』『誰でも』利 用できる図書館サービスについては依然として校区(地域)による利用の格差(添付資料 ①)があります。このことについては、まず移動図書館による運行を始めながら全域サー ビスの体制を整備していくことが必要だと考えますがお考えはいかがですか。 ※この質問は 4 年前の選挙の際にも質問のあった項目です。 (1)必要だ (2)必要でない (3)その他( ) ・ 必要だ 9  / ・ 必要でない 1 / ・その他 1 / 15、学校図書館の図書費については、国から毎年、小、中学校の学校図書館の図書費として 交付されていた『第 5 次学校図書館図書整備(等)5 カ年計画』が今年度で終了します。 来年度からの新たな内容は 1 月末に公表されることになっています。(文部科学省総合教 育政策局・照会)平成 30 年から令和 3 年までの直近の 4 年間、糸島市が小、中学校の図 書費として予算化したのは、交付額の 20%台から30%台でした。 学校図書館が子ども たちに役立ち、魅力的な場であるためには、図書の充実にかかっています。 2022 年度から新たな計画が始まった場合、交付額の 100%を少なくとも予算措置するこ と(添付資料②)が必要だと考えますが、お考えはいかがですか。 (1) 必要だ (2) 必要でない(3) その他 ・必要だ 4   / ・ 必要でない 1  / ・その他 3     / ・? 2       / ・ 無回答 1    / その他 ・学校図書館の図書の充実の必要性を市民と共有して、予算措置の割合を高める働きかけをするのが大切だと考えます。 11人のうち9=82% ・まず実際に利用できることが肝心。「本をよみなさい」というのではなく、本が手に届くところにある環境を  つくること。 10 ・肝心の学校図書購入費はあまりに少なく、そこで紹介されているような本はきわめて少し しかありません。子ども達が興味を持つ本がすぐに読めるよう予算を増すべきです。 ・学校の図書室は僕でも眉をひそめる位です。本の補充不足。 <予算措置率 100%の意味について> ・これは文科省が第 5 次「学校図書館図書整備等 5 カ年計画」(2017~2021 年)を策定し、「各学 校における学校図書館図書基準の達成を目指すのに加え、児童生徒が正しい情報に触れる環境を整 備する観点から、古くなった本を新しく買い替えることを促進します。」としています。 ⇒古い本を買い替えることによって図書の充実を図ることを目的として予算が組まれています。 しかし、その予算が糸島市では充分に活かされてこなかった。この五年間での予算措置率は 2017 年より順に 29.4%、53.8%、55.6%、63.5%、59.0%です。 (ただし、下線付きの%は司書の人件費も含むため純粋な図書費ではありません。) ●ここで県内の予算措置率(平成 19 年度)を例に挙げます。 ・予算措置率は全国平均 78%、福岡県内の平均は 97.1%であり、糸島市は予算措置率がき わめて低い状態にあります。図書の充実に力を入れている自治体は 100%以上の予算をつ けていることをご確認ください。 ・糸島市は昨年 12 月より今年の 1 月まで「糸島市読書ふれあい推進基本計画(案)」のパブ リックコメントを募集していました。その中の課題でも中高生の不読率の増加が課題となっています。 図書の充実は重要です。 ・また 2022 年より第 6 次「学校図書館図書整備等 5 カ年計画」(添付資料①)が始まります。 (以下、5 カ年計画の概要資料より) 11 16、現在、教育委員会は学校教育のデジタル化を進め小・中学校の生徒に1人1台タブレッ トを配布しています。国立国会図書館では資料のデジタル化を進めていて個人でタブレット 等を通して活用ができるようになっています。この「図書館向けデジタル化資料送信サービ ス」(添付資料③④)に昨年 12 月1日より糸島市図書館3館(本館、二丈館、志摩館)が参 加館となり、このサービスを利用できるようになりました。 図書館側のメリットとして、 a)インターネット上に公開している資料とあわせて、200 万点以上のデジタル化資料の閲 覧・複写を利用者に提供できます。 b)図書館間貸出しサービスの対象とならない資料(和雑誌、発行年代の古い和図書など)も 利用できます。 c)資料の郵送に掛かる時間や返却期限等の制約がなく、いつでも利用できます。 このデジタル化資料送信サービスを (1)利用したことがある (2)利用していない (3)その他   ・利用したことがある 1 /  ・ 利用していない 8   /  ・その他 1       / ・無回答 1       / ・必要に応じてしている。 / ・知りませんでした。素晴らしい取り組みだと思います。/ https://dl.ndl.go.jp/ ・県内でもこのサービスの参加館になっているところは少ないです。議員の方だけでなく市民の多くが このサービスの内容や使い方を知らないと思われます。市民への周知を幅広く行うことが必要! 12 以上をまとめると、 ① 「だれでも」利用できる図書館にするためには移動図書館を走らせることが最も効果的だと思 います。移動図書館が保育園、幼稚園、小学校、高齢者施設等へ巡回すれば、課題であった図書館 の周知も間違いなく進むでしょう。幼い頃から手の届くところに本があることが図書館の利用者を 増やすことにつながります。 ② 図書館が「居心地のよい場所」となること。図書館は本を借りるだけでなく、音楽を聴いた り、催しに参加したり、人と出会う場所です。子ども連れでも安心して行けるようにするべきでは ないでしょうか。またパソコンの使用できる環境や飲食ブースの設置、日常的に利用できるための 閉館時間の延長が望まれています。 ③ 市民にしっかりと伝えること3点。 (ア)図書館の基本となる使い方 / (イ)未所蔵のものであっても借りることができること(リクエスト) / (ウ)調べものをサポートしてくれるサービス(レファレンス) / ④ 本の充実を。 文科省は学校図書館の古い本の入れ替えに予算を充てています。来館者にとって大切なのは、 新刊が入っていること、良書があることです。 この度の回答より沢山のアイデアをいただきました。ここに挙げられたアイデアは何もお金のか かるものばかりではありません。少しの工夫で図書館は大きく変わります。糸島の図書館がより利 用しやすく、老若男女、様々な立場の人々にとって有意義であたたかな場所となることを心より願 っております。 大変お忙しい選挙の中、回答いただきました皆様に心より御礼申し上げます。また今後も糸島の 図書館の充実に市民の一人としてお力添えいただければと思います。またこの公開質問状の回答一 覧は糸島市の図書館、新聞社等にも配布させていただきます。 以上

公開質問状を提出  No.88

1月30日に行われた糸島市長、糸島市議会議員選挙で「糸島の図書館の未来を考える会」が市立図書館について、次のような 公開質問状を各候補者に提出しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 令和4年1月17日 糸島市議会議員に立候補される皆様へ 糸島の図書館の未来を考える会  代表 甘蔗健仁                                糸島市二丈波呂474                                  090-7678-2048 【公開質問状】 拝啓 時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます。 私たちは糸島市の「糸島の図書館の未来を考える会」です。 図書館は子どもから大人まで誰もが生涯にわたって無料で利用できる公共施設です。また皆様もご存知の通り図書館は単に本を借りられるだけでなく、コンサートや講演を聴いたり、展示された絵画を観たり、逆に利用者による活動・発表の場でもありその機能は多岐にわたります。全国には住民の方によく利用されている図書館があります。糸島市の図書館もより地域性を活かした市民にとってより利用しやすく、いきたくなる場所となれば孤立や孤独、格差といった社会的課題を良い方向へ向かわせことになるのではないでしょうか。 例えばコロナ禍になり子どもの自死が400人を越え過去最多になっています。家庭と学校以外のもうひとつの「居場所」として図書館は考えられないでしょうか。また子どもたちにとっても沢山の本と出会える場所であり、高齢者の一人暮らしの方も社会との接点を結ぶ場としても図書館は役立っていることなどがあげられます。もっと沢山の方に図書館を利用してもらうために、先月1日より今年の1月5日まで糸島市は「糸島市読書ふれあい推進基本計画(案)」についてパブリックコメントを募集していました。 どうしたら図書館の周知が進み、市民にとって利用しやすい、行きたくなる図書館になるか。ぜひ市議会議員に挑戦される候補の皆様の声を有権者の方に聞かせていただきたいと考え、このような公開質問状をさせていただきました。大変お忙しい中と存じますが、御返信頂きますようお願い申し上げます。 尚、御返信いただきました回答は順次、以下のHPにて掲載させていただきます。 https://kayumu0216.wixsite.com/my-site-1 (御返信の回答について) 回答が長くなる場合はタイトルを付けていただくと助かります。できるだけ見やすい様に工夫しますが、枠に入りきらない回答についてはタイトルをクリックすると全文が読めるように致します。 ご不明な点がございましたらご連絡下さい。(090-7678-2048 甘蔗〈カンシャ〉まで、もしくは ryukokuj@juno.ocn.ne.jp まで(件名は公開質問状について)ご連絡下さい。  敬具-------------- 1、図書館は利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。)   (利用している・利用していない) 2、主にどこの図書館を利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。)   (前原館、二丈館、志摩館) 3、どれぐらいの頻度で利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。)   (1週間に1回、2週間に1回、1ヶ月に1回、半年に1回、1年に1回、利用しない、 行ったことがない) 4、どのように図書館を利用していますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (本の貸出し、調べもの、リクエスト、レファレンス、催しへの参加、展示物の鑑賞、 会議室の利用、学習室の利用、 その他〈                     〉)  ※レファレンス・・・図書館の資料を使い調べもののサポートをするサービス 5、現在の図書館により行きたくなる機能やサービスがあるとすればそれは何でしょうか。(特に該当するもの2つに○をつけて下さい。) (音楽やゆったりできるソファーのある居心地の良い空間、カフェなどの飲食ブース、大人向けの読書会・講演・ワークショップ、図書館コンシェルジュの導入、CDやDVDの充実、新刊が多くあること、パソコンの使用を許す、雑誌のタイトルを増やす、  その他(             )     ※図書館コンシェルジュとは来館者に本の楽しさ、面白さを伝えるべく本の情報や資料の提供を行う人のこと。 6、利用者の中には子ども連れだと声を出すので、図書館に行きづらいと言う方がいますが、子ども連れでも安心して行ける図書館にするためにはどんな工夫が必要でしょうか。 (例、間仕切りのある部屋をつくる、少しのおしゃべりは許容する、静かに読みたい人の部屋をつくる、その他〈                                                                                                                                              〉)  7、わからない事があったら何を利用して調べますか。(該当するもの全てに○をつけて下さい。) (人に聞く、インターネットを使う、本で調べる、図書館のレファレンスサービスを利用する、その他〈                             〉) ●先月より今月5日まで糸島市は「糸島市読書ふれあい推進計画(案)」についてパブリックコメントを募集しました。 その中の課題について質問致します。 8、開館時間ついて  ※ 開館時間 10~18時まで(日曜、休日は17時まで)   休館日 毎週月曜日、館内整理日(毎月第4水曜日)、年末年始12/28~1/4)、 特別整理期間(毎年1回15日以内) (該当するもの全てに○をつけて下さい。) A)(今のままで良い、改善すべきだ)    a)「改善すべきだ」と答えた方に質問します。     どのような改善を求めますか。(御意見をお書き下さい。)    (例、週に1回でも閉館時間を20時まで延長する、朝9時から開館する、 3館の休みを別の日にする、学校が休みの時はできるだけ開館する)    (                                  ) 9、自力での来館が難しい方へ図書館サービスを提供するにはどうしたらよいと思いますか。(御意見をお書き下さい。)   (例、移動図書館を利用する)    (                                    ) 10、図書館の利便性を広く周知していくにはどうしたらよいでしょうか。(御意見をお書き下さい。)   (例、図書館の新刊情報や催しについて回覧板で回す、地域の活動を図書館で紹介する・もしくはその機会を増やす) (                                ) 11、「(図書館の)存在を知らない」という現状を改善するためにはどうしたらよいでしょうか。(御意見をお書き下さい。)  (例、小中高生に学校で図書館の出前講座をする、授業の一環として図書館で調べもの学習をする、図書館で定期的に「利用の仕方」について説明する、文化部や運動部の発表の場というように学校を巻き込んだ取組をする、先生が図書館を利用する) (                                 ) 12、学生の不読率の増加について、どのような改善策があるでしょうか。(御意見をお書き下さい。)   (例、学校図書館と糸島市の図書館が連携して本の貸出しをする。移動図書館が保育園や幼稚園、小学校を定期的に巡回する。移動図書館を児童クラブへ定期的に巡回する。)     (                                )    13、携帯、ゲーム、Youtubeといった室内かつ個人で完結する余暇活動が読書と競合になっていると思いますが、その中でも読書を選んでもらう工夫について(御意見をお書き下さい。) (                                                                                     ) ●以下、2つの質問は4年前の選挙の際にも質問のあった項目です。 14,図書館サービスの柱として糸島市図書館が掲げていた市内『どこでも』『誰でも』利用できる図書館サービスについては依然として校区(地域)による利用の格差(添付資料①)があります。このことについては、まず移動図書館による運行を始めながら全域サービスの体制を整備していくことが必要だと考えますがお考えはいかがですか。 (1)必要だ  (2)必要でない (3)その他(                 ) 15、学校図書館の図書費については、国から毎年、小、中学校の学校図書館の図書費として交付されて いた『第5次学校図書館図書整備(等)5カ年計画』が今年度で終了します。来年度からの新たな内容は 1月末に公表されることになっています。(文部科学省総合教育政策局・照会)平成30年から令和3年までの 直近の4年間、糸島市が小、中学校の図書費として予算化したのは、交付額の20%台から30%台でした。 学校図書館が子どもたちに役立ち、魅力的な場であるためには、図書の充実にかかっています。 2022年度から新たな計画が始まった場合、交付額の100%を少なくとも予算措置すること(資料②)が必要 だと考えますが、お考えはいかがですか。 (1) 必要だ  (2) 必要でない(3) その他(            )  16、教育委員会では、学校教育のデジタル化を進め小・中学校の生徒に1人1台タブレットを配布しています。国立国会図書館では資料のデジタル化を進めていて個人でタブレット等を通して活用ができるようになっています。「図書館向けデジタル化資料送信サービス」(添付資料③④)に糸島市図書館3館(本館、二丈館、志摩館)として参加すべきと考えますがお考えはいかがですか。 図書館側のメリットとして、 a)インターネット上に公開している資料とあわせて、200万点以上のデジタル化資料の閲覧・複写を利用者に提供できます。 b)図書館間貸出しサービスの対象とならない資料(和雑誌、発行年代の古い和図書など)も利用できます。 c)資料の郵送に掛かる時間や返却期限等の制約がなく、いつでも利用できます。 (1)参加すべき (2)参加すべきではない (3)その他(            ) 以上。 -----------------------------------------------------------ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下(添付資料) ①小学校区ごとの『市民1人当たり貸出し冊数』(図書館の利用度を表す基本的な指標)   ・糸島市小学校区別区分図
         2020(令和2)年度 小学校区別利用状況
 校区名  人口 実利用者数 利用率(%) 貸出密度(冊) ()は2018年度  2020年度(2018年度) 1 波多江 12,315 806  6.5(8.5)     4.3(5.0) 2 前原 12,091 1,298 10.7(15.0)    5.7(7.3) 3 前原南 10,808 872  8.1(9.4)     4.3(4.6) 4 加布里 7,349 465  6.3(8.9)     3.5(5.0) 5 長糸 1,953 99   5.1(6.1)      2.5(2.5) 6 雷山 3,737 187 5.0(6.7)       2.6(3.2) 7 怡土 7,075 239   3.4(4.7)      2.0(2.4) 8 南風 8,684 851   9.8(13.3)     5.6(7.4) 9 東風 9,153 452   4.9(6.6)     2.5(3.2)  小計 73,165 5,269 7.2(9.5)    4.0(5.0) 10一貴山 3,377 273  8.1(11.0)    5.2(6.5) 11深江 5,244 564 10.8(15.2)   6.0(8.1) 12福吉 3,958 285 7.2(8.8)    5.1(5.1)   小計 12,579 1,122  8.9(12.1)   5.5(6.7) 13 可也 9,153 804  8.8(11・8)    5.1(6.5) 14 桜野 2,431 136  5.6(7.4)     3.5(4.4) 15 引津 5,124 258  5.0(6.7)     2.7(3.5)   小計 16,690 1,198 7.2(9.5)    4.1(5.2)   合計 102,434 7,589 7.4(9.8)    4.2(5.2) ※ 貸出密度=市民一人当り年間貸出し点数。   図書館がどれだけ利用されているかを表すもっとも基本的な指標(ものさし) ※2020(令和2)年度は緊急事態宣言発令のため、4月1日から5月18日まで  臨時休館。このため通年開館した2018(平成30)年度を比較のため記載。 ※「糸島市長期総合計画」2020年度の貸出密度の目標値は6.0冊 ※糸島市と人口同規模の市の「望ましい基準」(参考値)は10.6冊(2018年度)    (人口10万~15万人の図書館の「望ましい基準」) ※きわめて貸出密度が低い3冊台以下は、5校区(2018年度/長糸・雷山・怡土・   東風・引津)が7校区になっている。(新たに加布里・桜野/2020年度) ②糸島市の小・中学校図書館の図書費及び予算措置率の推移(1993~2021) ③「デジタル化資料サービスの方法」(国立国会図書館) 大変お忙しい中、ご回答いただき誠に有り難うございました。同封の返信用封筒にて御返送下さい。回答につきましては、以下のHP等で広く市民に公開させていただきますのでご了承下さい。 https://kayumu0216.wixsite.com/my-site-1   (糸島の図書館の未来を考える会) (送り先 〒819-1626 糸島市二丈波呂474  糸島の図書館の未来を考える会  甘蔗健仁 090-7678-2048)

糸島の図書館の未来を考える会の始まり No.87

2021年11月、「糸島の図書館の未来を考える会」の活動が始まった。それは身近な人への甘蔗健仁さんによる アンケート調査から始まった。 【糸島市人口102,434人:①糸島市図書館1,650㎡(別棟「閉架書庫」「作業室」含む、約21万冊、  ②糸島市図書館二丈館1,090㎡、約8万冊、③糸島市図書館志摩館約720㎡、約8万冊】  2021(令和3)年3月31日現在の統計。 ※移動図書館(BM)なし。 アンケートでの質問は次の3点だった。 ①糸島の図書館を利用している方は、もっと良くなるためにはどうしたら良いか。 ②糸島の図書館を利用していない方は、なぜ利用していないか。どうしたら行きたくなるか。 ーーー ①と②どちらかにお応えを。 ③移動図書館が私の地域にも来て欲しいという方。具体的な要望や困りごとについて。 甘蔗健仁さんは寄せられた回答をまとめ、東麻美さんともに呼びかけて、考える会の1回目の集まりを開き、そこ でアンケートに寄せられた声を紹介するとともに、1月30日に行われた糸島市長、市議会議員選挙で公開質問状を 提出、この間「糸島の未来の図書館を考える会」のホームページを立ち上げ、アンケートの回答や公開質問状、 そして各候補者の回答をホームページ上に公開してきた。 https://kayumu0216.wixsite.com/my-site-1 私自身はこれまで、「としょかんのたね・二丈」(他の会と共同の場合は「糸島市の図書館を考える市民の会」) の一人としてやってきたが、これからは「糸島の図書館の未来を考える会」のひとりとして共に行動をと考えて います。ーーー まずはどのような思い、考えで公開質問状をだしたか、考える会のホームぺージに記された文章を紹介したい。 ​何故、このアンケート調査を実施したの? あなたにとって、図書館って何ですか? 図書館って、どんなとこですか? そもそも、図書館って行ったことが、ありますか? たくさんの本があるところ? 広がっている、知らない世界? もうこの世にいない詩人の存在をこの世界に存在するひとたちより、色濃く感じるところ? 私にとっての図書館、それは、どのような場所なのか? ちょっと、お話したいと思います。 私が、子供だった頃の、はなし。 私は、図書館という場所が好きで、近所の図書館で、過ごすことも多く、ホームレスの方が、長椅子に座っていました、記憶はおぼろげなのですが。何日も、お風呂に入っていないのか、まわりに独特な臭いが広がっていました。 幼い私は、彼が、ここから、追い出されないようにと、思っていました。 彼は、追い出されずに、そこに、いることができました。 それが、私にとっての図書次の館なのです。 それが、おそらく私にとっての理想とする図書館。 私が今住んでいるお寺が、そんな図書館になれば、なんて、夢をみます。 アンケートの結果は次の通りです。 2021年11月16日14:00~龍国寺にて 糸島の図書館の未来について考える会 糸島市図書館について 人口10万人 3館 質問項目 ①糸島の図書館を利用しているかたは、もっと良くなるためにはどうしたら良いか。 ②糸島の図書館を利用していない方は、なぜ利用していないか。どうしたら行きたくなるか。 ①と②はどちらかお答えください。 ③移動図書館が私の地域にも来て欲しいという方。具体的な要望や困りごとについて。 ①わりと利用している方だと思うのですが、特に不便を感じたこともなく…糸島市図書館の方は選定や展示など色々と工夫されているなぁと感じています。    前原 ①実は、糸島市図書館では、様々な企画を実施したり、一見地味なHPながら、書籍や資料、雑誌の検索機能を搭載したHPなども充実しています。たまに、お邪魔する時も、小さなお子さんが行儀よく、お母さんと一緒に本を探していたり、シニアの方がゆったりと月刊誌をめくっている場面に遭遇します。十二分に活用している市民の方も多いのではないかと思います。図書館側に改善を求めるというより、未利用者に最初の一歩を踏み出してもらったり、今ある機能やサービスを広く知ってもらうことが、利用者のすそ野を広げるためには有効なのかもしれません。 前原 ①二丈の図書館はリクエストすると置いてくれることが多いのでとても良いです。福吉 (図書館との距離) ・いつも3ヶ所をランダムに利用していますが徒歩圏内にあったらもっと利用しやすいなぁと思う気持ちがあります。 福吉 ・もうちょっと近かったらいくのに。 (認知度を上げる) ・未利用者に最初の一歩を踏み出してもらったり、今ある機能やサービスを広く知ってもらうことが、利用者のすそ野を広げるためには有効なのかもしれません。    前原 ・小中学生に図書館の使い方についての出前講座を開く。または図書館で利用の仕方をレクチャーする。 (蔵書について) 前原の図書館を利用しています。 ・本の数が少ない。     前原 ・新しい本が多いと借りたくなる。二丈の図書館は古い本が多い。一貴山 ・自分が興味ある種類の本が沢山あればいいなぁと思ってます。 深江 ・蔵書を増やす ・子どもは「蔵書が多い、少ない」ということはわかってないので、現状の本の数を当たり前だと思っている。  本は好きなので、何度も同じ本を借りる。  「これ、学校の図書室にもあるよ」とよく言う。  もっといろんな本に触れたらいいと思う。   福吉 ・私は小説や雑誌、エッセイを主に借りていて、それほど不満はないです。でも、もっと良くなるためにと考えると、興味を広げてくれるような並べ方をしてくれると嬉しいです。今もコーナーを作ったり工夫はありますが、やはり数が少なく、本から呼びかけられる感じがあまりしません。スペースはゆとりがあるともいえますが、ゆとりよりもスカスカな印象があります。読みたい本があるから、それを借りにいって間に合っていますが、読みたいものがなくても好奇心を刺激してくれる、もっとワクワクする図書館があると嬉しいです。 一貴山 ・絵本の並び方を変えてはどうでしょう? 子どもにとっては、タイトルより表紙の方が選びやすいですよね。 置き場面積を取るので全部は難しいでしょうが、もう少し、子ども目線で選べる、手に取れる、工夫があるといいかな、、、。一貴山 (貸出し、予約について) ・図書館に蔵書のあるリクエストはネットでできますが、ない蔵書は図書館にいって用紙に記入しなければならないので、ネットでできるようになったらいいなと思っています。 ・コロナの緊急事態宣言中は、図書館利用が全くできなくなるので、せめて貸し出しと返却は、感染防止対策をしつつ、継続してほしいと思います。 【深江在住】 (飲食スペースがほしい) ・飲食スペースがほしい ・カフェコーナーがあると、わざわざ時間を作って行ってみたいと思う。 飲食ができる場所があるのは、本を読んだり借りたりする目的以外の人も足が向くと思います。武雄市の図書館は大好きです。 ・糸島はコーヒーショップも多く、あちこちでお菓子を作っている方もいる。日替わりで糸島のカフェを紹介すれば人気のカフェコーナーができると思います。  一貴山 ・難しいとは思いますが、カフェがありコーヒー飲みながら本を読めたら図書館に行く回数が増えると思います。TSUTAYA のような感じですね♪  前原 (フロア・空間の問題)(ゆっくり坐って読むスペースが欲しい) ・(コロナもあるのかもしれないけれど、)ゆっくり座って読む、学習するスペースが少ない。ソファーなど一日中座って居られる場所がほしい。 前原 ・前原の図書館は(土地の関係で仕方ないのかもしれないけれど、)3フロアに分かれている為、子供の見たい本と自分の見たい本が階が違うので、行ったり来たりで疲れる〜。     前原 ・図書館は魅力ある空間づくりをしたらよくなると思います。見た目がおしゃれでくつろげるソファー席カフェコーナーがあると、わざわざ時間を作って行ってみたいと思う。 飲食ができる場所があるのは、本を読んだり借りたりする目的以外の人も足が向くと思います。武雄市の図書館は大好きです。 ・座ってゆっくり読むスペースがなくなって残念です。憩いの場所として図書館を利用したいです。 福吉 ・本の読み聞かせ、紙芝居、展示、展覧会、など、交流の場として、二丈館の2階・3階スペースを有効活用してほしい。 福吉 ・静かに読みたい人のための、しーんとしたエリアを作る。 静かにしたい人のためにはすでに自習室があるので、少し広げるとか。 福吉 ・二丈館を主に利用しています。利用者もほとんど居らず、ひっそりとしていて図書館というより書庫、病院の待合室のような雰囲気がします。もっと温かみのある、本を読むのに居心地の良い空間になると嬉しく思います。 ・読書スペースがもっと居心地が良くなったら、嬉しいですね。   (自由な空間が欲しい) シーンと漂う空間で勉強するとか調べ物をする、家にも学校にもない自由に使える空間であって欲しいです。                                              福吉 (駐車場を入りやすく) ・前原の図書館、駐車場が出入りしにくい。    前原 (民間運営) 武雄図書館のように民間運営に転換すること   前原 (イベントや読書会、WS、講演などの企画) ・イベントや読書会などを開催して、利用者同士、図書館スタッフとの交流をすすめる。前原 ・図書に関して広がる講演やWSなど、人の集うスペースの充実や楽しい企画があれば、図書館を利用する人も増えるでしょう。前原のノドカフェさんなど、新しい情報を得て皆さんに紹介してゆく活動は図書館の運営にも大きな示唆があります。       福吉 ・糸島にはノドカフェ(ブックカフェ)、糸島の顔が見える本屋さん、アルゼンチン書店など本を置く場所が増えてきた。そこに置いてある本は選ばれた本で読みたくなるものが多い。また催しが多いのも魅力のひとつといえる。図書館にも魅力ある催しを期待したい。   一貴山 (大人向けの本を囲む会) ・図書館、利用しています。個人的には楽しんで利用しているけれど、普段本になじみがない人にはとっつきにくいかも。大人向けの本を囲む会とかあったらいいなあ。好きな本をすすめあうとか。 好きな本がたくさんあって、それをすすめるのが好きで、友人や、子どもの通うフリースクールのお友だちにそれとなく本を貸したりして楽しんでいます。【以前前原・現唐津在住】 (本との出会い、コンシェルジュ)※図書館コンシェルジュがお客様へ情報・資料等の提供を行います。 ・本のコンシェルジュサービスを、市民ボランティアも加えて、本格的に始める。   前原 ・司書さんおすすめのセットなど本のコンシェルジュ的なかたがセレクトしたセットなどあると楽しいし、ゆっくり本を選ぶ時間がない人も本をたくさん借りられると思います。 深江 ・読んだことのない本との出会いの機会にもなるし、あったら楽しいと思います。 ・本って楽しいんだよ〜って人が窓口や図書館にいて欲しい。 そうすれば本の並べ方や選択の仕方、図書館の空間の演出も魅力的になりそうだから。 ・誰でも来ていいんだよというようなウェルカムな図書館員さんはお目にかかったことがない。 物静かすぎて、子ども連れ立ったら申し訳ないと思い、出て行かないといけない雰囲気をかもしだしすぎている。 この本、面白いよー!とか、 こんなのあるよー!とか、 気さくに話しかけてくれて、その人が何に興味がありそうかとか本のコンシェルジュ的な方がほしい。 でも、寡黙で話しかけるなんてありえない雰囲気で、音楽がかかっている本屋の方が子連れで気楽に入れると思ったこともある。 (図書館との交流、見学ツアー、出前講座) ・他の図書館との交流、紹介、見学ツアーなどなど。    前原 ・図書館の使い方について、ひとクラスづつでも図書館に来てもらって、説明する。 一貴山 ・図書館の出前講座を学校でする。図書館を使った学習。一貴山 (配信サービスについて) もう少し配信の図書があれば良いと思います。   一貴山 (寄贈・本の交換会について) ・以前、家にある本を持って行ってよいか尋ねたところ、それはしていないとのこと。その様なことも、対応すれば新書も入るのではと思いますが。  一貴山 ・読まなくなった本の交換場所、寄贈できるサービスもあると嬉しいです。   深江 (開館時間) ・東京に住んでいる時は、開館が9時からで保育園に送った後に立ち寄ったり、仕事前に立ち寄ることができ便利でした。  深江 ・週に一日だけでも閉館時間20時にしてほしい。(部活動をしている中高生の為にも、仕事帰りの方のためにも)  一貴山 ・3館のうち、1館は月曜日もあけてほしい。  福吉 ・週1日でいいので19:00まであけてほしい。夏の間だけとか。福吉 ・閉館時間が20時くらいになると利用しやすいです。特に夏で日が長い時は、もう少し遅くまで開いてるといいなと思います。一貴山 (CD/DVD) 東京の図書館には落語やクラシック、ロックやジャス、昭和歌謡などなど他種の音楽、歌舞伎やアートなど図書館ならではの貸し出しがあり楽しみでした。 深江 (検索について) 小学生の娘は読みたい本を検索機でよく検索するそうですが、そこで自分のアカウントにログインしてその場で予約ができるようにしてほしいそうです。  深江 (子連れでも安心して行ける図書館) ・今はだいぶ大きくなったので普通に本が借りられますが、子供がよちよち歩きの頃や赤ちゃんでぐずったり大きな声を出してしまったりしていた時は、たくさん本を借りたいのにゆっくり選ぶことも読むこともできませんでした。子供が歩いているだけで足音がうるさいと司書さんに注意されたこともあり、子連れには居心地の悪い空間だと思います。 深江 ・間仕切りのある絵本の部屋があったり、短時間でも託児サービスが受けられると小さい子連れのお母さん達は利用しやすいと思います。深江 ①二丈中帰りに立ち寄らせてほしい。帰りに寄ってはダメな理由がよく分からない。せっかく隣にあるのに、利用させてほしい。 家に帰ってからはまた改めて行けない。 (多少のおしゃべりは許容)  ・子どもが小さい時、子どもが絵本を声に出して読んだり、  ひらがなが読めるようになったら、背表紙を声に出して読んでいたりしていた。  司書さんに「しーっ!」って言われました。  「読むことを楽しむ」「図書館に来ることを楽しむ」雰囲気づくりをしてほしいです。 福吉 ・静かに読みたい人のための、しーんとしたエリアを作る。  静かにしたい人のためにはすでに自習室があるので、少し広げるとか。 福吉 (PCの使用を許可してほしい)  以前、図書室の隅っこで、図書室の本を見ながら、資料の作成をしていたら、  「PCは、タイピングをする音が耳障りなので、使用できません」といわれました。  今の時代、小学生もICTが身近になり、プレゼン資料などはPCで作っています。福吉 (親向けの啓発)  昨日、同級生の母親3人に意見を聞いてみました。  「図書館員など、専門家による選書が必要だよね」って言ったら、  みんな「選書」という言葉を知らなかった。  説明しても、「きれいな本を並べるってこと?」(表紙が汚い本はならべない)など、なかなか理解してもらえなかったです。  漫画やサバイバルシリーズは読んでいるので、  「本」というものに馴染みがないわけではないと思う。 福吉 === (レファレンス)図書館の資料を使い、皆様の調べものをサポートするサービスです。 ②解らないことがあると総合図書館に電話をして聞いているが、何冊も本を紹介してくれたり、その場で解らなくても折り返し連絡があり対応が親切だと感じる。レファレンスには常時10人ぐらいで対応しているとか。 一貴山 挨拶がない。一貴山 ②一度も行った事が有りません。本屋へは行くのに何故でしょうかね??理由は有りませんが 単純にきっかけが無いからだと思います。     前原 ②遠い。電車でわざわざいかない。 読みたいものがない。若者向けの雑誌が借りれるようにしてほしい。お金がないから、なかなか買えないから、図書館で借りれたら嬉しい。 【福吉在住、小学校高学年】 ●苅田町の図書館のHPを見ました。(私の生まれ故郷です)糸島よりイベントやFacebook等 利用者への期待値が高いと思いました。 ●本末転倒になってはいけませんが、先日の蔦屋書店も本屋と思えない空間ですよね。 例えば離乳食とか温活、糸島グルメ等 誰もが関心があるテーマで少人数でもコミを作って関係ある本や情報をシェアすれば自然と利用者は増えるのでは? ●単純に喫茶店の様にサービスを行う事では無いと思います。    前原 ②自分にとって、図書館の利用の有効な利用方法を知らないから コミュニティの場をもうけるとか? そこで彼女とか出来ればとか笑 ②たまに利用しているが、図書館で話してはいけない雰囲気がある。 面白い本の話を友達や親とできるような雰囲気にしてほしい。 ②図書館の問題ではなく、本を読む時間を作れないこちら側の問題が大きいと思うので、ダイレクトに本というよりも、ゆとりを持つという視点を育む催しをすることで、本を読む時間を作ろう!ってなる方が増えるかもしれません。 一貴山 ②図書館を利用するより、購入して読むことが多い為、利用が少ないです。💦 図書館でしか目にすることがない本の情報があると嬉しいです。 ② 蔵書の数が少ないから利用してないです。   前原 ・本が少ない。前原 ・私達夫婦が利用するうえでの重要な要素は居心地です。そこに長時間居れる雰囲気でしょうか。もちろん、好きな本がたくさんあると借りに行こうという意欲が湧きますが、今は、本の購入が多いです。 読まなくなった本は図書館に寄贈しています。 前原 ②昔は図書館に通ったクチですが、社会人になり、気にいった本は『買うもの』になりました。 理由は、A)なかなか時間が取れないので、好きな時に読みたい(借りると期限が気になる) B)何度も読み返したいし、気にいったら人にも貸し出したい   福吉 ②糸島の図書館をまだ使ったことはありません。 なぜかというと、家から遠いからです。 借りた本を、2週間内に、そこへ返しにいくのが少し大変な気がして。 あとは、行ってみようかなと思っていた時期に(コロナ禍)完全に閉まっていて  志摩 芥屋 ②糸島図書館の場所をあまり意識したことがない。   糸島市民でないので会員カードを持っていない。    福岡市 借りることはできないだろうと思っている。 ②なぜ行きたくないか…と考えるよりも、何しに行くのか? 図書館があることすら知らない人もいた。 学ぶ場、調べる場、というような何か勉強する人が行くのが図書館という発想なのではなかろうか。 ②貯蔵の検索機などがなく、本の検索が出来ないので お家でネットで買った方が早いと思ってしまいます。  あと、近いところが二丈図書館ですが、魅力的な本があまり 見つかりません。長糸 図書館で魅力的な催しものが開催される 企画展がある。 糸島の古墳に纏わるお話し会とその本、纏わる人物の写真展など。 糸島の歴史にまつわる古文書を紐解いて解説する郷土史、地誌的な展示とお話し会 何かわかりませんが農業と文化の掘り起こし。 多様な田楽、神楽、小さなお祭り、糸島のしきたりの紹介。 博多弁と糸島弁の違いの展示(笑)(違うらしいですね) 映画の上映会 大陸からの歴史がありそうなので景教と何か関連があれば。 修験者の山だったと聞いている雷山の歴史 もし九大図書館と何かつながる(思いつきです) 図書館にカフェ(もうあるのかも?) ネット検索取り置き可能なシステム。 返却窓口ポストがあちこちにある。  福岡市 ②私は糸島の前原の図書館をたまに利用しています。 3階の読書スペースからの山の眺めが好きだったのですが、隣にマンションが建ち山が見えなくなって行かなくなりました😅  前原 ②図書館の利用したのは、、いつだったかな?と、考えてたら、、 もう十数年前、いわゆる「図書館」と言うもの? は、百道浜の図書館に行ってみたのが最後だった記憶です😊 「図書館」がTSUTAYAをはじめ、カフェを利用しながら本を選べるといった形を変えていき、、 最近出来た「糸かお」さんもとても面白いですね😊 ノドカフェさんも楽しいですけど笑 街を活性化させる為のものでもあったりと、これからワクワクします。 糸島図書館は、訪れたことがないので、近々是非行ってみたいな!と思います。 ちなみに、、 図書館に利用しない理由? 自分にとって、図書館の利用の有効な利用方法を知らないから?だったりとかもあるのかなぁーと。 どうしたら行きたくなるのか? コミュニティの場をもうけるとか? そこで彼女とか出来ればとか笑 ②返却の手間が面倒で借りるのを諦めることが多いので、返却が簡単になると嬉しいです。 福吉 ===== (移動図書館について) 移動図書館も魅力的だと思います。    福吉 ③移動図書館はタイミングが合わないと利用できなさそうなので、今の自分には必要ないかもです。でも、足がない方には必要ですよね。   前原 ③の移動図書館が地域に来て欲しいです。 地域の賑わいにもなりそうだし、足の悪い方や、お年寄りで本を読みたい方もいると思います。 深江 ③今は図書館の近くに住んでいるので、不便ないですが、Twitterやラインなどでユーザーと繋がって移動図書館の日程連絡や特集紹介などを行い、コミュニケーション取れれば、活性化するのではと思いました!  前原 ③移動図書館🌿なかなか図書館に行けない方には、必要なサービス! 本の宅配サービスなども、市民ボランティアも巻き込んでできたらよいですね。い〜と活用?   前原 ③移動図書館についてはまだ見たことがないので保留とします。   福吉 ③ほんとうにいい本を希望します。 流行りのものでなく、長く人々が読み継がれるようなもの。 移動図書館が糸島の端っこの住民も頻繁に行けるように 月に何度か回って来て欲しいです。   志摩 芥屋 ③図書館が改装で閉館している時や今回のようなコロナの時期こそ、移動図書館が必要だと思いました。そうでなくても雷山、怡土、福吉、吉井といった図書館から遠い地域は図書館を利用しにくいと思います。 一貴山 ③わざわざ図書館が来るということ自体、特別なことなので、特別な状況を作ったらいいと思う。 公民館の駐車場でマルシェあり、遊び場あり、図書館あり、何か楽しいことと一緒に図書館も来ると人も集まるのではないだろうか? ③移動図書館に関連して(関連してないかもしれんけど) うちの子は福岡市科学館と佐賀県立科学館の図書室が大好きです。 全ての本が「科学に関すること」で、 その本に囲まれていること、適当に手にとった本が面白いことが気に入ってるようで(たぶん)、 1日5時間くらい、ずーっと図書室にいます。 常設するのは難しいと思いますが、 ③移動図書館が来てくれて返却できたり、ネットで予約した本を移動図書館が持ってきてくれたら便利だと思います。   福吉 九大と連携するなど、 企画展的にあったらよいと思いました。 福吉 ③私が小学校の時、夏休みになると児童文庫といって、箱に数冊本がセッティングされたものが、各集落ごとに置かれていて、ラジオ体操の後に本を借りにいくのが楽しみでした。ロバのパン屋みたいな感覚で、本と移動販売とがセットになって集落を回るのって、素敵ですよねー。  一貴山   ――― 【図書館を利用できるようにするには】 ・緊急事態宣言中に図書館が閉まっていたのはショックでした。 こういう時こその図書館では?と、、、。  一貴山 ・中学生や小学生が、下校途中でも寄れるようにして欲しい。 (これは、図書館だけの問題ではなく、教育委員会や学校との協議が必要でしょうが)  一貴山 (図書館から利用者へ「本を届け、回収するサービス」) ③移動図書館ではないですが、貸出図書の検索機能は充実しているので、図書館から利用者へ「本を届け、回収するサービス」の可能性はないのかな?と思います。子育て中の方とか、障害や高齢でなかなか図書館に行けない人向けのサービスですが、日中多忙な方にもニーズがあるかもしれません。無料が理想ですが、少しくらいの利用料もしょうがないかな?なんて妄想しています。 前原 (ネットワークで結ぶ) ・図書室、図書館、博物館、九大図書館を結ぶ。小学生は校区外に図書館があるので、一人では借りれない。もし図書室と図書館が連携すれば図書館をもっと活用できる。同様に博物館や九大との連携もできたら。 ・移動図書館に関連して(関連してないかもしれんけど) うちの子は福岡市科学館と佐賀県立科学館の図書室が大好きです。 全ての本が「科学に関すること」で、 その本に囲まれていること、適当に手にとった本が面白いことが気に入ってるようで(たぶん)、 1日5時間くらい、ずーっと図書室にいます。 常設するのは難しいと思いますが、 九大と連携するなど、 企画展的にあったらよいと思いました。 福吉 (設備について) ・私は今関節を痛めていて、図書館書架の前に滑り止め材質の通路があればと思います。先日滑って転びそうになり冷や汗をかきました。お金がかかることなので難しいと思いますが、杖で歩く人にとっては大きな手助けになります。 ・二丈の図書館には看板を設置してほしいです。図書館がどこか解らない。福岡銀行の青い看板がよく目立っている。以前は道路標識にもあったのが公民館と一緒になって消えてしまった。図書館を道路標識に書いてほしいです。 (図書の購入について)  ・新しく図書館で買い入れる本は新品でなければならないのでしょうか。新刊が出てもすぐに古本屋に出回っています。古本屋さんと協力して中古車ならぬ中古書を購入したら多少は安くつくんではないでしょうか。(手間を思ったらこちらの方がたかくつくかもしれませんが)一貴山 ②図書館の利用したのは、、いつだったかな?と、考えてたら、、 もう十数年前、いわゆる「図書館」と言うもの? は、百道浜の図書館に行ってみたのが最後だった記憶です😊 「図書館」がTSUTAYAをはじめ、、カフェを利用しながら本を選べるといった形を変えていき、、 最近出来た「糸かお」さんもとても面白いですね😊 ノドカフェさんも楽しいですけど笑 街を活性化させる為のものでもあったりと、これからワクワクします。 糸島図書館は、訪れたことがないので、近々是非行ってみたいな!と思います。 ちなみに、、 図書館に利用しない理由? 自分にとって、図書館の利用の有効な利用方法を知らないから?だったりとかもあるのかなぁーと。 どうしたら行きたくなるのか? コミュニティの場をもうけるとか? そこで彼女とか出来ればとか笑 ====== (図書館への思い) デジタルの世の中になって、 子どもたちも若者たちも、 本を手にして、その重さを感じ、めくる。 その体験を、いっぱいさせてあげたいですね。 あー、そのまえに 親御さんたちが、お子さんを抱っこして、 絵本を読む、 その幸せな時間。 それが、美しい本であったなら その喜びのときは、その人の魂の栄養となって、 人生の宝物になると わたしは思っています。 それをさらに支えるのは 昔話などの、 知恵や叡智の流れるお話。 そういう本と出会えたら 人生いろいろあっても、 乗り越えていけるような力になります。 図書館はそういう、本との出会いの場になってほしいと思っています。 いろいろ思いが溢れて来て 付け足しが長くなってしまいました! 当日良い時間になりますように!    志摩 1 もうチョットお家から近かったら。ついつい、車で行く範囲だと。自分の中でめんどくさがっているときもある。行ったら行ったで長居しているのですが。 自分の生活の時間の流れの中に、ゆっくり本と向き合う時間を作っていきたいなーと個人的に思っています。 あと、図書館の使い方。マニュアルはないけど、本を自分の知っている限りでは借りる返すしか知らず。調べる、というときどう使って行ったらいいかとか、以前才津原さんの図書館の話を聞いて。図書館って本から観えてくる。広がる空間て、こんなに広いんだーと驚きました。とても詳しいことまでは忘れてしまったのですが。自分の図書館という概念が こわれて、もっと自由でもっと広いものなんだーと。そのヘンをもっと知っていって。コンナンほしーといえていったらいいのかなーと想いました。   早良区 --- ・仕事仲間で70才位の人から「この本を買って来てくれんか」と頼まれました。その人はバイクにも乗り自分の足もしっかりしているので、私が「自分で買いに行けば良いじゃないか」と答えると「いや俺はどうも本やとか図書館とかは敷居が高いようなきがしてなぁ」と言ってきました。その理由を考えても私にはよく分りませんでしたが、この答えがでれば、何かのヒントになるのかも知れません。一貴山ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  先月11月に「糸島の図書館の未来を考える会」を開きました。当日来ることが出来ない方もおられたので、事前にアンケートをお願いしました。その結果、40数名の方から返答を頂き色々なアイデアや意見を聞くことができました。個人名は伏せていますが、校区のみ意見の最後に記入しています。折角の機会ですので、資料④パブリックコメントに添付させていただきます。パブリックコメントへの意見や提案もこちらを抜粋しています。  どうぞよろしくお願いいたします。 みなさんには、みなさんの図書館があると思い、このようなアンケートを実施してみました。 糸島市長選、市議会議員選挙での公開質問状については次号で。

2022年4月1日金曜日

昨年秋の豊穣祭と米づくりのこと、そして・・・ No.86

毎月1回はブログをと考えてきたが、竹内悊さんの訃報の知らせをうけた昨年の11月から3ヶ月 間、書くことができなかった。この間、心にあったこと、心に浮かんだことをようやくNo.82 に記した。ただ、11月以降、私自身のこれからに関わるいくつものことがあった。なかでも秋の 奉納祭と糸島の図書館の未来を考える会の始まりのことについては、さかのぼって記しておきた い。ーーー まずは昨年の11月3日、田んぼで行われた秋の豊穣と奉納祭・祈りの唄会のことから。 私が糸島で米づくりの機会を授かったのは、能登川の図書館を退職して糸島に住み始めた2007 年(平成19年)5月のことだった。引越してたしか4日目、二丈町一貴山に住む友人の鏡山英二、 悦子さんご夫妻を訪ねた。その時、悦子さんから「お米を作ってみませんか」と言われたのがは じまりだった。ご夫妻は1990年頃、奈良県桜井市で川口由一さんが始めていた自然農と出会い、 1992年から自然農を始め1999年には二丈町一貴山の山の手に家を建て、自然農を暮らしの真中に おいて暮らしておられた。悦子さんは1998年から、『農とくらしと本のある広場 オピーピーカ ムーク』を(1年に3回、発行15号まで。オピーピーカムークは、”木と木が話をするところ”と いうネイティブアメリカンのオブジエ語)していて、6人のメンバー(松尾靖子・村山直道・三枡 信明・木下まり・鏡山英二・鏡山悦子)で、”福岡自然農塾”主催の春と秋の学習会と”自然農 見学会”を2か月に1回、計年6回開催し、九州各地から多数の参加があっていた。後々分かった ことだけれど、日本の中でも有数の自然農の学びの場を開かれいたのだ。 鏡山悦子さんから米づくりの誘いの声をかけていただいた翌日から標高100メートルの所に ある鏡山さんの田の一画をお借りして棚田通いが始まった。まさに田植えの時期だったが、苗 は鏡山さんが種おろしをして育てていたものをいただいた。自然農の米づくりの道具はのこぎり 鎌と鍬とスコップだけ、ご夫妻に導かれて私にとっての米づくりが始まった。朝早くから毎日の ように通ったが、何より田畑で過ごす時間が心地よかった。その年に、これも鏡山さんに倣って だが、新規就農の申請をし農業者になっていた。そのためには5反(1500坪)以上の田んぼが必 要で、その確保のために波多江一正さん、龍国寺の甘蔗和尚さまご夫妻、そして鏡山さんをはじ め実に多くの方たちのお世話になった。(6.8反の農地、うち購入したのは1.4反、4人の方から 5.4反をお借りし、5年目に農地の一画を宅地として家を建てる)こうして最初の1年間は、鏡山さ ん田んぼで、そのあと14年間は自宅の隣、標高50メートルの地で米作りをしてきた。最初の年 は足踏み脱穀機も唐箕も籾すりの道具も鏡山さんからお借りし、少しずつ揃えてきた。こうして 15年間、米作りにに関わって思いもよらない時間を授かってきたが、昨年脳梗塞になり体のあり ようとこれからのことを考えて、米作りを終え今年からはこれまで家人がやってきた野菜づくり をすることにした。そのことを何年前からか私の田の一画で米づくりを始めたお寺の甘蔗健仁さ んに伝えたところ、米作りをしてきた田んぼで、実りに感謝する豊穣祭を計画してくださったの だった。 こうして11月3日、秋の豊穣と奉納祭、祈りの唄会が14年間、天と地から恵みを授かった田んぼ で行われた。会は龍国寺の副住職、甘蔗健仁さんのお祈りの読経とイザイホーのお二人、東麻美 さんと大野美香さんの沖縄の唄と三線で始まった。お二人は健仁さんの座禅会で会われていた。 多くの人が、この日初めて出会う人も幾人もが、手に音のするものを持って参加して下さった。 実はこの日の前日、11月2日の朝、竹内悊さんが10月14日に亡くなられたということを豊田市の 方から知らされていた。竹内さんとは私が図書館を退職し糸島に住み始めて1年半後の2008年11 月17日、竹内さんが伊万里市民図書館に講演に来られた時に初めてお会いした。その時は龍国寺 の健仁さんも一緒だった。そしてその3年後の2011年5月14日には龍国寺で竹内さんの講演をして いただいていた。演題は「糸島市の皆さんとこれからの子どもたちのために―市立図書館の健全 な成熟と成長を願って―」だった。 健仁さんたちが設けてくださった豊穣への感謝と祈りの時は、実りへの感謝とともに、私が授か ってきた竹内さんをはじめ、かけがえのないお一人お一人との出会いを思い、祈る時となってい ました。竹内悊さん。千葉治さん。大澤正雄さん。小柳屯さん。ふかいふかい感謝の思い、祈り をささげました。目の前にある山が大きく大きく包みこむようにありました。はじめて見る山の 姿でした。”かなしみを うけとめてくれる しずかなやま”がそこにありました。