2020年6月11日木曜日

草刈りと畔塗り(あぜぬり) 自然農の米作り ③ No.52

田植えに向けて。標高50メートルのところにある田んぼは、いくつもの分岐点をへて、山からの水路を駆け下りてくる水を最初にとりこむ場所にある。一番水と、勝手によんでいる。この大事な水を田んぼに引きこむ前にする作業が草刈りと畔ぬりだ。ただ、実際のあぜぬりの前に行う作業が色々ある。


自宅の右手が田んぼと畑
1.草刈り
草刈りするのは、田んぼ(約8畝、240坪、約790㎡)と野菜畑やブルーベリー畑、そして
未耕作地や、林の下草、家の下の道路沿いの斜面など、約5反(Ⅰ反=300坪=900㎡;
1500坪)。田んぼだけでなく、畑や家の周りなど、この時に。このためおおよそ1週間は朝から草刈りの日々だ。
朝陽とともに
草を刈った後に現われたのはモグラ穴
おはよー   草刈りにかかかろうとしたらやってきた


水につけると食べやすい?
落とさずに、いくつも、口いっぱいにくわえる


2.あぜぬり
草刈りに4,5日かかったあとは、畔ぬりだ。田んぼに引きいれた水をためて、もれないようにするために行う。水もれの原因はモグラだ。田の土の下をモグラが縦横に走っていて、無数の穴をあけている。何年か前、1枚目と2枚目の間の畔にあいたモグラの穴を数えてみたことがある。なんと200か所以上あった。1枚目、2二枚目の田の畔の3面に畔ぬりを行う。

①取水口の補修(2か所) 5月31日
田んぼの水の量(高さ)を調整する取水口の補修
                
             
ここでもモグラ穴があるので、いったん全部を取り外す




補修完了
②畔塗に向けて(6月4日~7日)
畔にそって水をいれる

あぜ(60~70㎝)3分の1から2分の1(20~30㎝)をスコップで水の中に切り落とす
土の塊をくわ、またはスコップでこまかくくだいて水の中に

1日、水につけておく



翌日、鍬で水中の土を引き寄せる、土の上部を鍬の刃の裏面でならしていく


水面に接した斜面を、鍬の裏面で、すべるようにならしていく(あぜぬり)


田んぼの草を刈る(6月8日~10日)




苗床では
4月28日に種おろししたものが15センチくらいに育っている


鍬ですくって苗を1本1本、小分けにする

これで、準備完了



          

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