2007年から糸島に移り住み、思いを同じくする人たちと「としょかんのたね・二丈」を始め、志摩地区の「みんなの図書館つくろう会」、二丈深江地区の「糸島くらしと図書館」の人たちと共に、糸島のより良い図書館づくりを目指して活動してきた。「糸島の図書館は今、どうなっているのか」、糸島図書館事情を発信し、市民と共に育つ糸島市の図書館を考えていきたい。糸島市の図書館のあり方と深く関わる、隣接する福岡市や県内外の図書館についても共に考えていきます。
2023年5月13日土曜日
荒野に希望の灯をともす〈中村哲〉上映会 No112
前々回のブログ(No.110)でお知らせしましたが、あらためてご案内します。
「荒野に希望の灯をともす ― 百の診療所より一本の用水路を ―」上映会
日時 :5月14日(日曜日)16時∼18時(15時開場)
場所 :龍国寺 糸島市二丈波呂474 ☎092-325-0585
参加費:大人・大学生 1500円 / 高校生以下 1000円
主催 :糸島の図書館の未来を考える会ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
内容:武力で平和は守れない 医師中村哲 現地活動35年の軌跡ーーーーーー
これは「生きるための」戦いだ。ーーーー
アフガニスタンとパキスタンで、病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた男、
医師・中村哲。戦火の中で病を治し、井戸を掘り、用水路を建設してきた。
なぜ医者が井戸を掘り、用水路を建設したのか?
その答えは、命を見つめ続けた中村の生き様の中にあり、
私たちはこの映画で中村が生きた、その軌跡をたどることになる。
「彼らは殺すために空を飛び、我々は生きるために地面を掘る。」―中村哲。ーーーーーー
中村の誠実な人柄が信頼され、医療支援が順調に進んでいた2000年。思いもよらぬ事態に直面し、中村の運命は大きく変わる。それが”大干ばつ”だ。渇きと飢えで人々は命を落とし、農業は壊滅、医療で人々を支えるのは限界だった。その時、中村は誰も想像しなかった決断をする。用水路の建設だ。
大河クナールから水を引き、乾いた大地を甦らせるというのだ。しかし、医師にそんな大工事などできるのか?戦火の中で、無謀とも言われた朝鮮あ始まった―。
「ここには、天の恵みの実感、誰もが共有できる希望、そして飾りのないむきだしの生死がある。」中村哲ーーーーーーーーーー
専門家がいないまま始まった前代未聞の大工事は、苦難の連続だった。数々技術トラブル、アフガン空爆、
息子の死・・・。中村はそれらの困難を一つ一つ乗り越え、7年の歳月をかけ用水路は完成。
用水路が運ぶ水で、荒野は広大な緑の大地へと変貌し、いま65万人の命が支えられている。そして―
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2019年12月。さらなる用水路建設に邁進する最中、中村は何者かの凶弾で命を奪われた。
その報にアフガニスタンは悲しみに沈み、ニューヨークタイムズ、BBCなどが悲報を世界に伝えた。
あれから2年半。日本ではその生き方が中学や高校の教科書で取り上げられ、
母校の九州大学はその思索と実践を研究し始めた。
中村の生き様は静かに語り継がれ、輝きを増しながら人々を励まし続けるだろう。
そして用水路はこれからもアフガン人の命を支え続けていくだろう。
戦火のアフガニスタンで21年間継続的に記録した映像から、これまでテレビで伝えてきた内容に
未公開映像と現地最新映像を加え劇場版としてリメイク。
混沌とする時代のなかで、より輝きを増す中村哲の生きざまを追ったドキュメンタリー❢
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ブログ「図書館の風」www.kazedayori.jp で、中村哲さんにふれたもの。
1.No.38「2019年の年の暮れ 中村哲さんのこと 宮澤賢治学会地方セミナー」
2.No.39「年の初めに 寒中お見舞い」
3.No.40「中村哲氏が築いたもの・・・福岡市内の集会で)
4.No.41「山田稔さんの本の中で、中村哲さんに出会った」
5.No.42「中村哲さん講演録」(ピースウォーク京都)(1)
6.No.44「 〃 」 (2)
7.No.49-(1)「 〃 」(3)
8.No.49-(2)録画;井上ひさし・中村哲対談他(宮澤賢治学会地方セミナー/4時間/2004.5.1 https://www.blogger.com/blog/post/edit/7878545021622579851/4202774246781653540
9.No.57「糸島市内で開かれている「中村哲医師をしのぶ会」パネル展に出かけて」
10.No.100「賢治と哲とひさしと」
11.No.106「父 中村哲のこと」ーーーーーーーーーーーー
※8.のNo.49-(2)の録画は2004年5月1日に滋賀県能登川町(現在は合併により東近江市)で開催した宮澤賢治学会の地方セミナーの記録です。アフガニスタンから帰国したばかり、羽田からかけつけた中村さんの現地報告や井上ひさしさんとの対談、会場の参加者とのやりとりが見られます。
www.kazedayori.jp 「図書館の風」
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