2020年4月22日水曜日

「図書館フレンズいまり」の会報に原稿を投稿  No.47

伊万里市民図書館を守り育てることを目指す友の会、「図書館フレンズいまり」の会の方から、同会の会報への原稿の依頼があり、期限ぎりぎりに原稿をお送りした。今回は、「図書館特集」ということで、示されたテーマは、「昨今の図書館事情」だった。図書館を2007年3月に退職してまる13年になるので、まさに”昨今の図書館事情”にうといこと、このうえない。そういう者の一人として

昨今の図書館事情             才津原哲弘

 2007年3月に図書館を退職後、糸島に移り住んで13年になります。1972年(昭和47年)に千葉県内の市立図書館で図書館員となり、以後、福岡県や滋賀県の5つの図書館で働いてきました。退職後の13年の間に図書館の現場では、図書館のいのちともいえる資料費のすさまじい削減や、その活動を支える正規職員の削減と非正規職員の増加、そして行政の責務を放棄して、図書館の運営を民間に丸投げしたと思われる指定管理者制度の導入館の増加など、図書館を取りまく環境が一層の厳しさを増しているように思われます。
最近のことでは昨年の2019年6月7日、公民館、図書館、博物館などの公立社会教育施設の所管を自治体の判断によって教育委員会から首長部局に移すことを可能とする法律が施行されました。移管によって、刊行・地域振興やまちづくりを首長部局で一体的に所管することで、「文化・観光振興や地域コミュニティの持続的発展等に資する」ためとしています。
作家の池澤夏樹氏が英文から訳した(新訳「日本の憲法」)では、「第二五条 人はみな
平等に教育を受ける権利がある。それぞれの能力に応じた教育を法律は容易する。」(『憲法なんて知らないよ』集英社)とあります。義務教育が無料であり、公立図書館が
無料であるのも、《すべての人に教育を》を、実現し保障するための2本の柱であり、憲法と法律「図書館法」によって定められています。「すべての人が」だれでも図書館を利用できるためには、住民の生活圏(中学校区)に図書館が必要です。2つの小学校区、人口2万人、半径800mに1つの分館をという3つの原則で図書館整備計画をたて、人口23万人で中央図書館と分館10館(その市では公立小20校、公立中8校、市民1人当り11.4点貸出)という滋賀ある一方、全国の中学校設置率(中学校と図書館数が同じ場合=100%)は34%(2015年度)です。
身近に図書館がないため教育を受ける権利を保障されていない人への計画的、長期的取り組みが、多くの図書館が直面している喫緊の課題であると考えますが、図書館を首長部局に移管する構想にはその問題意識はまったく見られません。「市民一人ひとり、そしてみんなの図書館」への道は、それを求めて学び行動する市民と行政の不断の努力にかかっていると思います。

 

《図書館フレンズいまり》のホ―ムぺ―ジより  


 図書館フレンズいまり 図書館フレンズいまり
 事務局/佐賀県伊万里市立花町4110-1  伊万里市民図書館内


 


図書館フレンズいまりは、1995年(平成7年)9月に発足しました。
 前身は「図書館づくりをすすめる会」(1986年から1995年。新図書館の開館とともに解散)です。
 伊万里市民図書館を守り育てることを目指す友の会で、
<協力と提言>を旗印に図書館のパートナーとして活動を展開しています。
また、多くの図書館ボランティアとの緩やかな連帯を保ちながら、
フレンズの活動に添ったグループには、フレンズから独自の助成金を出しています。
 現在の会員数は359名(役員22名)。(令和元年7月現在)
※詳しい活動については図書館フレンズいまりのブログをご覧ください。(外部サイトへ移動します)
主な活動(各委員会ごとに)
イベント
図書館☆(ほし)まつりへの全面協力・図書館めばえの日(ぜんざい会)・古本市・かるた会・俳句まつり
美化
公開書庫の整理・季節の花苗手入れ・その他
フレンズコーナー
図書館紹介資料・図書館バッグ・古本・手作りグッズ等の販売
広報
会報(いすの木)発行-年3回-
インフォメーション
図書館視察者への対応・講演、学習会等の企画
年間の定例活動
行事内容備考
4月会報いすの木発行
古本市(図書館記念日)

私たちの図書館を守り 育てるために図書館を語ろう会
 他の図書館の見学と交流会
 

毎月第2水曜日
   役員定例会
5月総会
6月
7月図書館☆(ほし)まつり
(俳句まつり・古本市)
8月会報いすの木発行
9月
10月
11月古本市(文化の日)
12月会報いすの木発行
1月新春かるた会
2月めばえの日(ぜんざい会)
古本市
3月



 図書館フレンズいまりの活動
 -図書館のよき友として図書館を守り育てるための活動-

 1. 図書館を多くの人が利用し、また楽しむための企画
 2. 図書館ボランティアへの助成と活動の支援
 3. 図書館をよりよく理解するための学習と図書館との話し合い
 4. 図書館グッズ等の販売と図書館への還元
 5. 5つの委員会に分けた具体的な活動
 6. 図書館ネットワーク充実に向けた取り組み

 



 問合せ/伊万里市民図書館内 図書館フレンズいまり              
(0955-23-4646 直通の電話はありません)

            





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